恐怖やむごさをことさら強調するホラー映画は、僕はあまり得意ではありませんが、こういう映画なら全然大丈夫。
慈悲も容赦もない敵の群れに立ち向かう点では、僕も好きな「ロードオブザリング」の世界と違いません。
例え時代劇であっても、ファンタジーでも、ホラーでも、闘いとはさもありなん。血は吹き肉片は飛び散る(痛いですね、失礼・・(>_<))。
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そういえばこういうのがゲームセンターにありますよね。でも、現実は自身の死と隣り合わせ(もちろん映画ですけど)、これが戦場。
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家族や友人がゾキュンに、という悲哀もきちんと描かれています。特に、徳井優さん演じるアベさんの存在が大切。
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相方にダメ男と愛想を尽かされるくだりも、丁寧に描かれていて。この繊細さが日本映画の良さ。
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終盤、ファイナルファンタジーの魔導少女のように有村さんが覚醒して活躍するのかと思いきや・・、いえ、最後まで芯(主役)は大泉さんですよ~。うなるクレー射撃の散弾銃、飛び散る薬莢(やっきょう)。
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男子は少々ダメなくらいでちょうどよい。立ち向かえ!
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英雄くんが本当に「ヒーロー」になる瞬間、どうぞ観てあげてください。
この話の間、行政はいったい何をしていたんだ?、と一瞬思うけど、それは言わずに・・。(^^)
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・Youtube 「アイアムアヒーロー」予告映像
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