新羅と百済、敵対する国の相手と恋に落ちて
ドラマティックな逃避行の始まり・・
古代のお話でありながら、自分の意志で決断し
行動するソンファ姫はとても現代的。
1999年の「ホジュン」を皮切りに 「商道」、 「大長今(チャングムの誓い)」とMBCのドラマで素晴らしい演出を手がけてきたヒットメーカーイ・ビョンフンは、2005年にSBSで、百済時代の科学技術を巧みに織り込み、異国新羅の姫と百済の王とのラブロマンスを軸にした壮大なストーリーを描いた。
現在でも安定した活躍をする多数のスター俳優たちが、イ・ビョンフン演出に応えています。チョ・ヒョンジェ(最近兵役から復帰して新作ドラマ「49日」出演)、リュ・ジン(京城スキャンダル、千万回愛してますなど)、ク・ヘソン(王と私、19歳の純情など)。
とりわけ推したいのは、このドラマの核になっていたソンファ姫とモンナス博士です。イ・ボヨンは既に取上げました。イ・チャンフン演ずる博士は、最初から最後までこの物語を引っ張ってくれています。ベテランらしい気配りで、現場でも尊敬を集めていたそうです。
とある記事によれば
~既存の史劇は王の存在を、権力争い、勝利過程で見せてきた。 このドラマでは 「偉くなりたくて」王になろうとするのではなく 「したいことがあって」王になろうとする人物の話、すなわち権力争いの勝利者としての王ではなく 「最高経営者としての王」~
王が民(たみ)目線を持つ流れは、製作陣は違えどこの後の「朱蒙」(2006)や「善徳女王」(2009)などにも通じてゆく気がします。
(イ・チャンフン、Personにて)
- タイトル
- 薯童謡(ソドンヨ) Song of the Prince
- キャスト
- チャン(璋)/ソドン(薯童)/武王・・・・・チョ・ヒョンジェ
ソンファ(善花)姫・・・・・イ・ボヨン
サテッキル(沙宅己樓)/キム・ドハム(金道含)・・・・・・リュ・ジン
威徳(ウィドク)王・・・・・・・チョン・ウク
阿佐(アジャ)太子・・・・・・チョン・ジェゴン
プヨ・ソン(夫餘宣)/法(ポプ)王・・・キム・ヨンホ
プヨ・ゲ(夫餘桂)/恵(ケ)王・・・パク・テホ
ヘ・モヨン(解慕燕)プヨゲ夫人・・・キム・ヘジョン
プヨ・ウヨン(夫餘優永)・・・ホン・ヨンラン
ヘ・ドジュ(解島周)・・・・・・ハン・インス
チルリョ(陳呂)・・・・・・・・・イ・ビョンシク
フクチ・ピョン(黒歯平)・・・イ・ヒド
ワング(王仇)・・・・・・・・・メン・サンフン
モンナス(木羅須)・・・・イ・チャンフン
ヨンガモ(燕嘉謀)・・・・・イ・イルファ
メクトス(脈度水)・・・・・イム・ヒョンシク
モジン(毛進)・・・・・・・チョン・ソンギョン
ポムセン(凡生)・・・・・・オ・スンユン
ポムノ(凡路)・・・・・・・・ペク・ポンギ
ウンジン(銀進)・・・・・・ク・ヘソン
ウス(優壽)・・・・・・・・・イ・スンア
コモ(古模)・・・・・・・・・シン・グク
ククス(鞠首)・・・・・・・・イ・スク
アッテコルチ(阿宅桀取)・・・ナ・ジェウン
チンピョン王(真平王)ソンファの父・・・チェ・ドンジュン
マヤ夫人(摩耶夫人)ソンファの母・・・キム・ファラン
キム・サフム(金思欽)サテッギルの父 ・・・ナ・ソンギュン
チョンミョン(天明)姫・・・イ・ギョンファ
ポミョン(寶明)・・・アン・ヨジン
ソチュン(西忠)・・・ソ・ボムシク
チョギ(草己)・・・・・ノ・ユン
聖明(ソンミョン)王・・・アン・ソックァン
など・・ - 演出
- イ・ビョンフン
- 脚本
- キム・ヨンヒョン
- 製作
- 2005年 韓国 SBS
- 上映時間
- 全55話+SP
- 韓国初回放送期間
- 2005年9月5日~2006年3月27日
- 放送時間帯
- 月・火夜9時55分
- 参照記事
- ・最高経営者としての王
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